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煮玉子にはまだ早すぎる
日本シリーズ、今日も日ハムが勝ったみたいですね。
小笠原もついに打てたようで、松中のような汚名を着せられることはなさそうです。
印象的だったのは、試合の後半、稲葉の打席。
打撃結果は試合を決定付けるホームランで最高なのですが、
それ以上に観客の応援が印象に残り増した。

この選手の応援は、まるでジャンプをするように上下に揺れるといったものですが、
あの巨大なドームという建築が大きく揺れ、カメラが揺れる様が印象的でした。
建物の大きさに対しあまりに小さい一人の人間。
その一人の人間が何万と集まるとあれだけの建築をも大きく揺らす。
いろいろなものに通ずる事実だと思います。

それでは今日の一冊をご紹介。

ハードボイルド・エッグ ハードボイルド・エッグ
荻原 浩 (1999/10)
双葉社

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それでは続きを読むからどうぞ★
荻原浩の『ハードボイルド・エッグ』です。
前回の記事でハードボイルドを扱いましたが、今回はタイトルからハードボイルドです。
直訳すれば、「固ゆでたまご」ですが。
では軽く内容をご紹介。

「私」は私立探偵。
かの有名なフィリップ・マーロウを敬愛し、他人よりも損をしても、
ハードボイルドな生き方を通そうとしている。
見栄を張った自己満足の生活を送っている。

そんなある時、私はハードボイルドには美人で有能な女性美女が必要だと思いつく。
そうして募集をかけた秘書の面接に現れたのは、よぼよぼのお婆様、綾であった。
いつの間にかオフィスに居ついてしまった綾との探偵生活を描く。

「私」の探偵活動は、現実には地味なもので、行方不明になった動物を探し出すという、
極めてフィリップ・マーロウとは離れたものである。
適度に笑いを振り分けつつ、綾の正体なども含め、現れてくる事件を追うのも読みやすい。
荻原浩らしい優しい作品になっている。

いわゆるガチガチのハードボイルドと違い、ユーモアが多く含まれているので、
すらすらと、楽しく読み進められます。
他の通常のハードボイルドを一作は読んだ後に読んで見るといいと思います。
欲を言えば、レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』を読んでからが良い。

ハードボイルドを扱いながらも、独自の色をふんだんに出した、
ちょっと変わったハードボイルド、いかがですか?

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【2006/10/24 23:02】 | 荻原浩 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
野球はルールもいまいち理解してない
私ですが、選手の応援で建物が揺れるなんて
なんだか感動です。
力を合わせるとそんなことまでできてしまうんですね♪
【2006/10/26 22:32】 URL | 愛美 #-[ 編集] | page top↑
>愛美さん
野球は打ったら走るってゲームですよww

選挙といっしょですね★
【2006/10/26 22:47】 URL | あさり #mQop/nM.[ 編集] | page top↑
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