明日から茨城へ友達を頼って小旅行です。
南東北と揶揄されることも多いという地域、十分に堪能してきます。 なんだか妙に競っているランキング、それでもぜひ毎日クリックしてください★ それではしばしのお別れ前の一冊をご紹介。
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荻原浩の『誘拐ラプソディー』です。
これは個人的な好みがかなり入っています。 ユーモラスな犯罪モノ、これが大好きなのです。 貯金がない、家がない、女もいない、今年で38歳。 前科持ちの上、職場から金庫と車を盗んで逃げる、所持金は635円。 名前だけはカッコイイ、伊達秀吉。 いよいよ自殺をしようと様々な自殺を考えるが、結局死ぬ度胸もない。 そうしているうちに車にいつの間にか乗っている子供がいた。 塾をサボったという子供は親が会社をいっぱい持っていると言う。 こうして始まった誘拐劇。 ところが誘拐した子供の親はおヤクザさんだった。 秀吉を捕まえようとするヤクザたち。 ヤクザたちの不審な動きを追う警察。 同時に誘拐された子供を狙っていたチャイニーズマフィア。 最低男、秀吉の未来はいかに?? というお話。 追う者たちの雰囲気に比べて追われる側の空気の緩さ。 次第に気づくユーモアな誘拐の法則なども見どころ。 各勢力の視点から見る誘拐劇はスピード感があり飽きさせない。 緩急の描き分けも面白い。 ただ、薀蓄のような格言は得られません。 次第に変わっていく秀吉の心情、 終盤の秀吉がいよいよ捉えられるシーンなども面白いところでしょう。 そして、ラストのシーンは非常に綺麗で好ましいものです。 終始ユーモアを忘れない作品になっています。 この手の作品が好きな方には非常にお薦めです。 ユーモア溢れるクライムサスペンス、味わってみませんか? ランキング参加中☆ 読んでみたくなったらクリック♪ ![]() ![]() スポンサーサイト
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初めまして!
TBありがとうございました!
ってな訳で早速お邪魔させていただきましたが、私の好きな作家さんの作品がいっぱい取り上げられててすごく嬉しいです☆ 素敵なブログですね~!またちょくちょく来させてもらいますんでよろしくお願いしますm(_ _)m 「誘拐ラプソディー」はラストで泣けますよね。 荻原浩の笑いのセンスって絶妙だと思います。 いつも「私も頑張ろう!」っていう気にさせてもらってます☆ >羊メリーさん
訪問&コメント&TBありがとうございます♪ ラストのシーンはほんとに秀逸だったと思います。 単純でありがちかもしれないけれど、王道の良さがよく出ていましたよね★ またのご訪問をお待ちしております♪ |
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この人の小説の主人公ってダメ人間が多いなぁ・・・。今回の主人公・伊達秀吉(すごい名前やな~)も、どうしようもないダメ人間です。しょーもない窃盗やら何やらで何度も警察にお世話になっているうえ、職場の親方をぶん殴り車を奪って逃走中。のっけから自殺場所を探すと ひつじのお部屋。【2006/09/09 11:03】
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