自民党総裁選が近づき、テレビも政治の話題が多くなっているように思えます。
しかし、内容は『靖国』か『消費税』に限る薄っぺらなものに思えるのは自分だけでしょうか。 とはいえ、国民の政治への関心をもっと煽って欲しいとも思います。 それでは今日の一冊。
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真保裕一の『ダイスをころがせ!』です。
他の作品では、『ホワイトアウト』の作者でもあります。 織田裕二が主演したこの映画は地上波にも乗っているので知っている人もいるでしょう。 職を失い、妻子に逃げられ、酒におぼれる日々。 駒井は今、どん底にいた。 職業安定所から出てくる駒井に声を掛ける男がいた。 その男は、高校時代のライバル、天知であった。 久しぶりの再会と称し、酒を酌み交わす二人。 近況を語るうちに天知は口にする。 「次の衆院選に立候補する。共に戦ってくれ。」と。 最初は受ける気がなかった駒井もやがて、 今回の選挙限定の秘書として天知に雇われることを承諾する。 とはいっても、看板も地盤も鞄もない。 あるのはかつての仲間達。 選挙への戦いは始まった。 テーマは政治ですが、実際のところ青春小説です。 高校の文化祭を選挙に置き換えたような感覚が終始漂います。 手作りの選挙を通して描く駒井の成長も見所です。 どこか政治に諦めムードが漂うこの国、日本。 だからといって有権者が権利を投げていたらいつまでたっても変わらない。 そんなメッセージがひしひしと伝わってきます。 祭り好きの日本人は何故選挙という祭りに参加しないのでしょうか。 古来から政治は上様のものという、風習が根付いているのでしょうか。 しかし真実はそうではありません。 選挙とは国民全員が参加する、日本という神輿を担ぐ一大イベントのはずです。 この小説は普段政治の話にあまり関心を持たない人にぜひ見て欲しいものです。 いかに既得権益を守ろうとする腐った行為が多いか多少見えてきます。 この世のほとんどのものは、停滞すると腐るものなのです。 今こそ止まったダイスを動かすときではないでしょうか。 ランキング参加中☆ 読んでみたくなったらクリック♪ ![]() ![]() スポンサーサイト
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TB&コメントありがとうございます。
総裁選が徐々に熱くなってきましたね。
まあ、今のところ安倍さんがダントツのリードっぽいですけど。 こういう本をもっと学校とかで取り上げてくれるといいのに、 と思ってしまいます。 >t-higuさん
確かに総裁選は見え見えの出来レースですねw 自分はこの本を大学の生協で買ったのですが、 やはりもっと低い年代にも読んでほしいとおもいます。 またのお越しをお待ちしております★ TBありがとうございます
あさりさん、初めまして。
TBありがとうございます。 政治・・・。 いつまでも任せきりではダメですよね。 せめて自分の意思表示である選挙には行かないと・・・。 日本の首相も選挙制にすれば もっと関心がもてめのに・・・、と思っています。 また遊びに来ます♪ >a2delightさん
コメントありがとうございます★ 選挙に行かないで、消費税上げるなとかいう人、多いですよね。 首相も選挙でというのは、その通りだと思います。 内閣はともかく、国家の代表くらいは選挙してほしいですよね。 またのお越しをお待ちしております♪ |
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■著者:真保裕一■発行:新潮社■価格:620円(税込・上巻)、580円(税込・下巻)■感想など選挙の話ということで、なにやらドロドロした話になるのかと思いきや、財力も後ろ盾もない主人公たちが、正々堂々と自分たちの手作りの選挙を戦っていくという話で、上下巻という量も 思いつくままに【2006/08/29 00:20】
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