今日も花火の音が聞こえてきました。
夏もそろそろ終わりだというのに蒸し暑さは止む気配もありません。 一度も花火を見に行かない夏は久しぶりです。 漆黒の空に浮かぶ一瞬の閃光、桜が好きな日本人の性格がよく出ている文化です。 桜は散るからこそ美しい、これが日本人的な美しさ。 梅は悠久の美しさを持っているから美しい、これは大陸的な感覚。 互いの良さを認め合える日は来るのでしょうか。 それでは今日の一冊。 続きを読む前にポチッと応援よろしくお願いします♪ ![]() ![]() それでは続きを読むからどうぞ☆
森博嗣の『スカイ・クロラ
ある意味、空と戦闘機が主役といえるシリーズものです。 舞台はある世界。 人間の社会性がある意味高度となった世界。 ここでは戦争がショーとされている。 戦闘機や基地を備えた『会社』が戦う、もちろんそれを動かすのは人である。 この物語の主役は「キルドレ」と呼ばれる大人にならない人間のひとり。 殺し合いを生業とする人間たちの物語。 なんとも乾いた空気、世界観を持つ小説です。 戦争が何故起こるか、真剣に考えてみたことがあるでしょうか? 誰もが望まぬものであるはずなのに、その歴史ははるか昔まで遡ります。 共食いにすらならぬ殺し合い、何故なくならないのでしょうか。 戦争がなくなるほど社会はまだ成熟していないのでしょう。 成熟するのかも定かではありません。 この小説では戦う者を描いていきます。 しかしこれはあくまで戦争が仕事である世界でのお話。 実際の戦争のような思想や感情の戦いということにはなりません。 陰湿な話ではなく、空の美しさがよく描けていると思います。 空を飛ぶ飛行機、とりわけ運動性能の高いものは美しいです。 大地に生きるヒトは空に憧れ、翼を希求する。 他の乗り物や機械と違って、飛行機には明らかな意思が宿っている。 ヘリコプターよりも翼のある飛行機のほうが美しいと思いませんか? かなり詩的でステキな本になっています。 内容が少し抽象的で難解な部分もあるかもしれませんが、 空に生きる人、空の描写の部分だけでも楽しめると思います。 空へ飛んでいってみませんか? ランキング参加中☆ 読んでみたくなったらクリック♪ ![]() ![]() スポンサーサイト
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訪問ありがとうございます。
素敵なブログに出会えて幸せです。本をよむのが好きなので、また来ます。 >飴玉さん
コメントありがとうございます★ ステキだなんて…光栄です。 またのご訪問をお持ちしております。 |
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