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この夏を超える夏
甲子園の季節。応援団をしていた日々はもう遠い。
神奈川を代表する横浜高校は早々に消え、自分には寂しい甲子園になりました。
それでも、リアルな高校生達の青春に触れると若返るような気がします。
それでは今日の一冊。



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それでは続きを読むからどうぞ★
あだち充の『H2』です。
あだち充作品には『タッチ』がありますが、H2も負けてはいないと個人的には思っています。
時代がそうさせたのか、タッチに比べて野球をやってる時間が長いです。

ドラマが放映されていたのはうる覚えですが去年だったでしょうか。
隠し子発覚前の山田孝之と個人的にタイプじゃない石原さとみが主演だったかと思います。
最初の回でつまらなくて以後見ていませんが。

内容は割と有名な作品なのでアバウトに書くと、
親友であり、ライバルの国見比呂と橘英雄の高校野球三年間を描いています。
そこに恋愛要素をプラスするわけです。

読みどころはやはりのんびりとした雰囲気に包まれながら味わう、
青春の甘酸っぱさといったものでしょうか。
スポーツ漫画は天才を主人公にせざるを得ない部分がありますが、
あだち充はそこをイヤミなく爽やかに描くことに長けています。

また、試合の行方も楽しめます。
主役である二人以外にも良いプレーヤーが多いことがタッチとは違います。
その分幅のある試合描写が可能となっています。

恋愛要素はお決まりのパターンです。
あだち充が描く男はツンデレが多い気がします。
二人が抱える内的葛藤に注目してみると面白いかもしれません。

そしてラストシーン。
ラストを描くのが非常に上手い作者です。
読後感の爽やかさは他の作家から抜き出ています。

総じて、フォークデュオの「ゆず」が好きな人に向いていると思います。
自分もその一人ですが。
つまり、好き嫌いがハッキリするということです。
この作品はゆずの詩と近しいものを持っています。

最後にチラッと「夏色」が出てきますが、
夏の彩りとちょっぴりの切なさ、そしてほんの少しの成長という、
この作品そのものとマッチしています。

くどいようですが、ゆずが嫌いな人は避けたほうがいいかもしれません。
逆にゆずが好きなら楽しめる作品になっていると思います。

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【2006/08/07 23:04】 | Comic | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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