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いつ死ぬかわからんもん
やっとテストが終わりました。
自由の身となるもやることは一人酒…
虚しいものです。彼女欲しい

では今日の一冊。



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それでは続きを読むからどうぞ★
村上龍の『はじめての夜 二度目の夜 最後の夜』です。
『13歳のハローワーク』やデビュー作の『限りなく透明に近いブルー』でご存知の方もいるでしょう。
一度大学に講演に来たことがありましたが、見た目は普通のオッサンでした。

さてこの本の話。
官能小説かのように思えそうなタイトルにも関わらず、料理小説です。
まぁ確かにセックスの描写はありますが。

仕事をしていると私に電話が掛かってきた。
相手の女性は相談したいことがあると言い、ディナーの約束をした。
その女性は中学生のときの初恋の相手であった。

そうして始まるはじめての夜、舞台はハウステンボス、レストラン『エリタージュ』。
おいしいと思うレストランはいくつもある、
だけど、「すごい」と思う料理が出てくるのはこのレストランだけ。
と言わしめるレストラン。

ここで二人はディナーを食べながら思いでの世界へ入っていく。
忘れていた過去をディナーと初恋の相手が呼び覚ます。
そして初恋の相手の相談とは、二人の行方はどうなるのかを描く。

文章は村上龍らしい、崩れた語調の完全一人称。
その分妙な綺麗ごとは出てこないので、リアルな感情の動きを求める人にはいいかもしれない。
そして特筆すべきは作品全体を彩る料理。

多少用語があるので非社会人の若者である自分には解からないものもありますが、
ゆっくりと一文一文をイメージすると料理を感じることができます。
これがオシャレな大人の夜を演出しています。

また、自分は古本(100円)で買ったので文庫本は知りませんが、
装丁のオシャレさ。
ややベージュ掛かった白のテーブルクロスの上にある、
純白の皿、ワインのコルク。そして差し込む光。
作品が持つ綺麗な部分を引き立てています。

一度でいいから「すごい」料理を食べてみたいものです。
オシャレな夜、自分のアイデンティティーを確認する旅に出てみませんか??

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【2006/07/31 23:51】 | 村上龍 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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