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ひび割れて、朽ちるまえに
と、いうわけで。
あけましておめでとうございます。
皆様お元気でしょうか。

大学を卒業して無事に院生生活を送っております。
従いまして、未だ夏休みがもらえる身分でございます。

昨年度は一応研究をいたしまして、院生になってからは発表しておりました。
香港にいったり、アイスランドへいってきたり。
おかげで多少タフな人間になれた気がします。

さてさて、本日は押井守監督作品の、スカイ・クロラを見に行ってきました。
この人の映画だから見に行ったのではなくて、原作好きだったから行ったのですが、
結構楽しめました。お客の質も良かったし。

それでは本日の一冊。

フラッタ・リンツ・ライフ (中公文庫)フラッタ・リンツ・ライフ (中公文庫)
(2007/11)
森 博嗣

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それでは続きを読むからどうぞ★
森博嗣の『フラッタ・リンツ・ライフ』です。
現在劇場でも公開中のスカイ・クロラシリーズの第4作。
映画に合わせて、文庫版はデザインが変わっているみたいですね。

このシリーズの特徴として、装丁が美しいことがあるのですが、
今は大人の都合で少し下品な装丁になってしまいましたね。
単行本はそうでもないようなので、是非見てみてくださいな。

本作は前作とは異なって、栗田という男の視点から描かれます。
彼もまた、永遠の子供であるキルドレ。
空への思いはキルドレらしさを持っているものの、
今までの視点と比べると、比較的社交的である人格のように思えます。

クリタは基地での生活を送るうちに、かつての同僚の恋人、サガラと関わるようになる。
上司の草薙には、もうサガラに会わないでほしいと頼まれるが偶然に出会ってしまう。
やがて知らされる秘密。

この物語は一体何なのだろう。
ラブストーリィ?シリーズ第2作のナ・バ・テアとの比較?伏線張り?
栗田のスカイ・クロラの函南と共通する虚ろさ、これも比較?

いよいよシリーズ全体の構成が見えてくる。各章冒頭の引用文も気になるところ。
次の作品が読みたくなるはず。
ただ、空の美しさは変わることはない。

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【2008/08/07 21:43】 | 森博嗣 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
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コメント
お久しぶりです☆

院   生  だ   と  !!?

おめでとうございますb(どうやてなるのかしらないけd

最近マクロスプラスを見たこともあって、主人公に興味引かれるトコがあるけれど…続編小説と聞くと、司馬様の竜馬を一巻読んで続き読もうと本屋に出かけた時の恐怖が蘇る(涙

続きが読みたくなるような内容なら、尚更避けなければ

…金がなくなってしまうorz

なんか、勧めるのが更に上手くなってる気が;
【2008/08/08 02:39】 URL | ニック #-[ 編集] | page top↑
>ニックさん
お久しぶりでございます★さっそくのコメント、嬉しいです。

院生は最近流行ってるので意外と簡単になれますw

作者いわく、このシリーズは何処から読み始めても良いと聞いたことがあります。
つまり一作でも十分読めるわけで。
ぜひ、お手に取ってみてくださいな。
【2008/08/08 10:19】 URL | あさり #mQop/nM.[ 編集] | page top↑
なにやら久々に来てくれてるみたいなので、コメント残していきますb

以前の職場でハードボイルド系好きな人がいて『千里眼(完全版)』読みました。
以前発行された時よりも、心理学の研究が進んだから書き直したとかで展開も描写も読み応えあります。元軍人の臨床心理士というセガール映画的な設定で、ココまで面白い話が出来るとは…感動です!

あと『スカイ・クロラ』は映画の方借りて見てます;ゲームでもCG酔いするので、ちょこちょこ止めて見ていたら、二週間かかっても見終わらないという恐い事になってますorz
設定が恐いですね。
しかし、この監督の作品は『子供』という生き物のの捉え方が面白いですね。

しかし、続編小説は恐い;
【2009/05/28 01:22】 URL | ニック #-[ 編集] | page top↑
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