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新宿で、「ビリボー」なるものを体験してきました。
店のあちこちに、今話題沸騰、のようなコピーが張ってありましたが、
全く知りませんでした。

みなさんはご存知なのかもしれませんが、ビリボーとは、
ビリヤードの球を、ボーリングの球として、
相応にスケールダウンしたレーンを用いて、
ボールをキューで打って、ピンを倒していく、といったものです。

やってみた感想なのですが、つまらなくはないが、
流行りはしない気がする、といった程度でした。

最初は新鮮であるものの、ルール自体はボーリングと同じなので、
体をより大きく使えるボーリングを超えるものにはならないような・・・。
しかし、大量に普及し、価格が抑えられればあるいは・・・。

それにしても、東京の繁華街にはかわいい子が多いですね。
野郎共の園である大学の外は、実に華やかな世界が広がっているものです。
いやあ、いい目の保養になりました

それでは今日の一冊をご紹介。

ダメな女 ダメな女
村上 龍 (2004/05/13)
光文社

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それでは続きを読むからどうぞ★
村上龍の『ダメな女』です。
タイトルの通り、ダメな女とはどういう女性か、
ということをテーマとしたエッセイです。

今、決断を迫られる機会が多いのは女性だと思う、
という考えから描かれているこのエッセイ。
男が読んでも意味があるのか、と考えたのですが、
書いてる奴が男なら何かしら参考になるかもしれない、と読んでみました。

「ダメな女」を扱っていくはずのエッセイなのですが、
実際は、現代を生きる女性の様々なスタイルを挙げていき、
それに伴う「ダメな女」の形を示す、といった感じになっています。

そのため、「ダメな女」を全面に押し出す、というよりも、
現代のさまざまな場面における人生のアドバイス、
あるいはエッセンスといった形で、
ダメな女自体に触れないところも多々あります。

やはり女性をターゲットとする本のせいか、
普段の文章よりも、棘が少ないように感じられます。
さらに、本を書く上の態度でも、
ダメな女より、ダメな男の方が遥かに多いであろう、
といったことも書かれており、大分物腰が柔らかく感じられます。

恐らく、本当にダメな女はこの本など、手に取ることはないでしょう。
自分ってもしかしてダメなのかも・・・。
なんて思っている人は、大抵まともな人だと思います。

しかし、それでも、ダメな人が何かの機会で手に取ることがあったなら。
そこまで想定されているのかいないのか、
この本は非常に文字が大きく、ページあたりの文字の密度も小さいです。
下半分がスカスカな本くらいしか読まない、といった人でも、
読む気になるかもしれないように仕上がっています。

こういった点での、本の統一性としては、好意的に評価できます。
ダメな人でなくても、風刺として読む分には、楽しめると思います。

それにしても、本来ターゲットであるはずの「ダメな女」は、
こんな本ばかりがズラズラと並んだ笑えもしないサイトなど、
生涯みることなどないのでしょう。
なんという皮肉。

非常に読みやすい一冊となっているので、
少しでもギクッとした方は、
気分転換にでも読んでみてはいかがでしょうか。


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【2007/06/14 23:30】 | Essay | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
ダメな女…タイトルにものすごくひかれました!!
気になるなぁーこれ♪(*´∀`)
うちダメな女っていうか、絶対男から見たら扱いにくい女だし、
読んだ方がいいかもなぁー。笑

ビリボー、初めて聞きました☆
何かちょっとイメージしにくいけど、田舎に到来するのは…
うーん、まだまだ先だろうなぁ^^;
【2007/06/16 11:04】 URL | まり #-[ 編集] | page top↑
>まりさん
うーん。
色恋沙汰で扱いにくい人というよりも、
多数派に傾倒して流されやすいだとか、
明確な目的もなくブランド欲が強い人だとか、
自我が弱い人をターゲットにしているように感じられました。
まぁ、軽い本なので読んでみてくださいw

ビリボーは、恐らく全国に流行する前に、
終焉を迎える予感がします。
【2007/06/17 19:07】 URL | あさり #mQop/nM.[ 編集] | page top↑
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