気がつけばもうすぐ4月。
無駄なスキルは上がりましたが、不毛な春休みだったといえそうです。 あぁ、潤いが欲しい・・・。 今日は「こぎつねヘレン」がやってますね。 それなりには楽しめましたが、他の客や一緒に行った子との温度差を感じ、 自分は感動系動物モノはダメだと気付かされた記憶があります。 最近CMで「みんなのゴルフ5」の宣伝をやってますね。 自分は結構このシリーズが好きで、一通り持っています。 なので欲しいなぁ、と思っていたらPS3ですか。 しかし、発売より一年後の反応をみて買うのがベストでしょう。 ソニータイマーを侮るなかれ。 それでは今日の一冊をご紹介。
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村上龍の『368Y Par4 第2打』です。
名前の通りのゴルフのスポーツ小説・・・とも言い切れません。 それでは内容を軽くご紹介。 主人公はスポーツイベントのやり手プロモーター。 自らの欲望を満たすだけの力を持ち、 何一つ不満などないはずなのに、何かが足りない。 そんな時、一通の手紙が彼の元に届いた。 手紙の主は、小さい頃サッカーの相手をした近所のガキ、ケンタロウであった。 ブラジルでプロサッカー選手をやっているというケンタロウ。 手紙が何通か来るうちに、ケンタロウはサッカーに見切りをつけたと報告する。 そして新しく始めたことがゴルフだということも。 次第にケンタロウからの手紙を楽しみに待つようになった主人公。 日々の生活に何か力を与えたケンタロウとの交流を描く。 主人公は村上龍典型の「オレ」による、完全一人称の物語です。 他の作品に漏れず、この主人公には、俺って凄いんだぜ、という、 何様的なものが含まれているので、苦手な方は回避したほうがいいかもしれません。 ただ、個人的には、どんな人間にも内側を覗いてみれば、 存在し得る感情であると思うので、人間の描写は真実に近くなると思います。 まぁ、作者の意思を伝えるのに便利な手法、というだけかもしれませんが。 さて、この作品において、一番の読みどころは、タイトルの通りでしょう。 ゴルフが全くわからない方には理解しにくいかもしれませんが、 ゴルフとは、一打で全てが決まる刹那的なスポーツではありません。 ベストな一打も、次の一打で台無しになるし、 しくじった一打も、次の一打で挽回可能なのです。 これは、他のスポーツにはないゴルフの大きな特徴です。 森を削り、大量の金を使う非経済なスポーツがこれほど普及するのは、 ゴルフというスポーツに映し出される人生の縮図という特徴に依るのでしょう。 物語に話を戻しましょう。 人生の第一打を大成功し、どこか満足していた主人公。 あなたは今、どこに立っていますか? 今、どこにいたとしても遥か遠くにピンが見えるはず。 次の一打をどこに打てるかはあなた次第。 素敵な場所にいるなら、真っ直ぐな一打を。 望まぬ場所にいるなら、望むものを見て一打を。 主人公が第2打に見た景色をあなたも観にいってみませんか。 ランキング参加中☆ 読んでみたくなったらクリックで投票してください♪ 本ブログランキング FC2ブログランキング 人気ブログランキング スポンサーサイト
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