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人生は、いくらでもいい方向に転ぶんだよ
ついにテスト終わりました。
終盤になるとやっぱり集中力が落ちるのがよくないですね。
大学院への推薦、取れてると良いんですけど・・・。

最近はフジ以外のメディアでは捏造報道が多いですね。
納豆ダイエットが嘘でも納豆が持つ他の特性を貶めるものではないのに、
過熱した報道が逆に風評被害を生んでいるように感じられます。

しかし、こういう情報番組よりも個人的に悪質だと思っているものがあります。
それは今日も放送されていた、血液型関係の番組です。
果てしなく複雑な人格というものをたったの4つに分類するなど、怠慢の極みです。

このような番組が悪質だと思う理由は、捏造であることを証明しにくい点にあります。
科学的根拠に乏しいと思われる実験をさも真実のように伝える。

”あるある”のラットを用いた実験の映像と同じように、
都合の良い部分だけを放送している可能性、テロップによる誘導、
手法が全く同じに感じられるのは自分だけでしょうか。

それでも血液型による分類は最早日本にかなり浸透しています。
このようなことを言うと反論される方も多数居られるでしょう。
特に女性はこの手の話が好きな傾向がありますからね。(自分の周りだけ?)

気休めのお遊び、ということが常に頭にあればそれでいいのです。
雑談として笑い飛ばすのは全く構わないことです。
ただ、メディアの影響力を考えると、
日本では明らかに血液型分類(その他占い)に傾倒しすぎています。

それでは、ご存知の方もいるでしょうが、究極の血液型占いをご紹介。

究極の血液型心理検査はコチラ

やりましたか?続きを読む前に必ずやってくださいね。
あ、今日紹介する本はコチラです。

マジシャン マジシャン
松岡 圭祐 (2003/05)
小学館
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それでは続きを読むからどうぞ★
きちんと最後までやっていただけたでしょうか。
まさに究極の占いであったでしょう?
重要なのは常に”?”を持つことと、自分で思考することです。

さて、この血液型審査を作った作者、松岡圭祐の『マジシャン』です。
この作者は、他に『催眠』や『千里眼』のシリーズなどで有名ですね。
しかし、自分が一番すきなのは、このシリーズです。

ある詐欺事件が多発していた。
それは、「目の前で金が二倍になる」というもの。
被害者達は口々にそういうものの、実際の形は掴めない。

やがて動き出した捜査二課に所属する舛城は、捜査を進めるうちに、
一人のマジシャンを夢見る少女と出会う。
少女の力を借りて捜査を進める舛城。
奇術師と詐欺師の頭脳戦を制するのはどちらなのか。

一番の見所は、マジックを交えた、詐欺師との頭脳戦なのですが、
リアルな描写が非常に多く、露骨な手品の種明かしは避け、
人が作中で死なない良質のミステリと仕上がっています。

設定も非常に個人的に好きなのですが、何より好きなのはキャラです。
警部補の舛城は非常に格好の良い粗野ながらも上品さを感じられ、
ハードボイルドな空気を持っています。
マジシャンを志す沙希も魅力があるキャラクタです。

逆に悪い点を述べるならば、この主要なキャラクタ以外の存在感が薄め、
ということでしょうか。
ただ、これは大して多く登場する人物もいないので仕方ないのかもしれません。

また、トリックに騙される器量の持ち主ではない人、
エンターテインメントとしてマジックに騙されることに我慢のならない、
精密に描写が理解できないと嫌だという人には向いていないと思います。

人がバタバタと死んでいくミステリが嫌いな人にお薦めです。
また全体的に読み始めるとすらすらと読める小説だと思います。
詐欺師と奇術師の戦いを味わってみませんか。


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【2007/01/31 23:15】 | Novel | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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