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なついあつ
東京は36℃を超えたようですね。
更に雷。春雷ならぬ夏雷とでもいうのでしょうか。
梅雨はいつ明けたのか毎年わからないのは自分だけでしょうか。

本日のご紹介は、



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今日も暑かったので涼しげな作品を。
奥田英朗の『イン・ザ・プール』。

いつだったかこのシリーズがクール間の特番ドラマ化されています。
主演の精神科医に阿部寛、助演の看護婦に釈由美子。
釈由美子がエロかった。
精神科医、伊良部が活躍するシリーズもの。

伊良部総合病院。
ここの地下には追いやられたように神経科がある。
手に負えないような患者が送られて来ることもある、
いわば『ショムニ』のような場所。
その中には色白で、太っていて、マザコンでお坊ちゃまな病院の後取り、
さらには注射に興奮する男、伊良部一郎がいる。

甲高い伊良部の声に迎えられる患者もユニーク。
この本では、

泳いでないと落ち着かないプール依存症。
いつでもどこでも勃ちっぱなしの陰茎強直症。
ストーカーに追いまわされていると感じる妄想癖。
携帯電話中毒症。
家から出ると火事などが気になってしょうがない脅迫神経症。

といった内容を扱っています。
訪れた患者は、伊良部の言うことを半信半疑ながら聞く。
しかし伊良部の言うことは結果的に関係なく、
患者自身が自分勝手気ままに生きる伊良部を見てある種の悟りを開く。
この医者はいったいどこまで本気なのか、馬鹿なのか名医なのか、
そこをハッキリとさせないままコミカルに話は進んでいきます。

……あんまり内容は涼しくありません。
タイトルだけ。
むしろ笑いが起こる熱めの作品です。
すらすら読めるので、たまには読書したいという方にお勧めです。


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【2006/07/15 23:40】 | 奥田英朗 | トラックバック(3) | コメント(0) | page top↑
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イン・ザ・プール
五篇の短編集。 変な患者に変な伊良部精神科医師が対応する。 それぞれの内容は、表れている症状は変だけれど、変な治療法が妙に功を奏する。 なかなか、含蓄のある作品でもある。 プール依存症のランナーズ・ハイ同様の気分の高揚は十分に理解出来る。 むしろ、その様な状 本を読もう【2007/04/22 08:09】
「イン・ザ・プール」 奥田英朗 文春文庫
出張の行き帰り、JRの中でこの本を読んだ。あまりの面白さに心の中でゲラゲラ笑ってしまった。「こいつ本当に医者か?」というオビの紹介文にあるとおり、精神科医の伊良部の強烈なキャラがとにかくすごい。わがままで幼児性を強く残した生まれたマンマの天真爛漫さ。そう Nobody knows【2006/11/10 19:48】
奥田英朗【イン・ザ・プール】
なんだか体調が悪くて、総合病院へ行ったら、医者が「一度うちの神経科に行ってみませんか? ちょっと変わった先生ですが慣れればどうってことないですから」と言い、ひきつった笑いを浮かべて目を合わせようとしなかったら ぱんどら日記【2006/09/29 11:13】
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