学校帰りの交差点、道路に背を向けて、角に二人の女子高生がいた。
あぶないなぁ さ~よなら大好きな~人~♪さ~よな~ら~大好きな~人~♪・・・・・・・・ あぁ、懐かしい。でもこれより先が出てこない様子。 あんまり見ないようにしながら、ギリギリ聴こえる程度の口笛で、先を促すと、 また歌い始める女子高生達。平和だ。 こういう綺麗なメロディはやっぱり女声がいいですね。 こと歌という点に関しては、女性に生まれたかった。 なにかも忘れられない なにもかも捨てきれない ってところなんかは凄いステキだけど、男が歌ってもねぇ・・・・。 さてさて、今日の前振りは以上です。 それでは、本日の一冊をご紹介しましょう。
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筒井康隆の『富豪刑事』です。
筒井康隆は初めて読みましたが、肌に合うかもしれません。 なぜこの作品から入るのかといったら、 ドラマ原作になった作品だからです。 深田恭子が主役を張ったドラマは、第二作まで作られています。 つまりは、それなりに面白さが確保できていたというわけで、選んでみました。 ドラマを見ていたわけではありませんが、親が見ていたのでどれどれと。 ドラマでは女性が主役でしたが、この本では男性が主人公です。 男の富豪、というのは映像化し難かったのでしょう、多分。 真っ赤なキャデラックに乗って、全身を高級ブランドに固め、 一本8500円の葉巻を吸いながら、颯爽と登場する、神戸大助が主役です。 短編が4つ収録されています。 どの作品も、大助が私財を投げ打って、荒唐無稽な策を容疑者に仕掛ける、 といった格子の作品ですが、マンネリにならないように工夫されています。 しかし、シリーズもの特有の安心感(お約束?)というものも上手く、 見ようによっては滑稽に描かれています。 肌に合うかな、と思ったのは、こうした滑稽な描写が好きだからです。 具体的に言うと、毎回の策の進言の後、父に協力を取り付けるシーン。 大助の話を聞いて、涙を流して発作を起こし、言うことには、 「お前は天使じゃ。わしの宝じゃ。やってくれ。思う存分やってくれ。 そのためにはわしの築きあげたこの財産など、全部使ってしまってくれて良い。 それが罪ほろぼしに、げほ、なるのじゃ。げほげほげほ」 この神戸家の財産は相当阿漕な稼ぎ方によって成されたらしく、 正義のために財産が使われると聞くと、一見どんなにバカバカしい計画でも、 この父は泣いて喜ぶのです、どうみても完全にコメディです。 ただ、読みにくい点ももちろんあります。 これは意図的に挑戦しているのかもしれませんが、時系列がつかみにくいです。 段落変えなしでいきなり一文後、時系列転換、というのは読みずらいです。 文章がある以上は、それでも構わないのですが、段落替えは、映画でいう暗転、 つまり構成を整えるのにかなり有効な手段なので、空行があれば更に良いです。 それでも、軽い調子で進んでいくので、重めの話が苦手な人にもお薦めです。 最後に、事件が解決する度のお約束を。 「これで捜査本部は解散する。おめでとう」 「おめでとうございます」 「おめでとうございます」 「おめでとさん。おめでとさん」署長が踊り出てきた。 最初は気にならないかもしれませんが、二回三回と続くうちに、笑えてきます。 やっぱりどう見てもコメディのようです。 こんな変わった一冊もたまにはいかがですか? ランキング参加中☆ 読んでみたくなったらクリックで投票してください♪ 本ブログランキング FC2ブログランキング 人気ブログランキング スポンサーサイト
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富豪刑事の原作は、男が主人公なのですね~((;゚Д゚;;)))!!
富豪刑事のドラマ好きだったので、探してみようと思います☆ >M子さん
そうですね、金持ちで美人に好かれてるという ぜひ読んでみてください★ 原作は男だったのですね!うちも親が見ておりました。深田恭子かわいいですよね・・先輩が同じ高校だったので羨ましかったです。
>ばか犬さん
深田恭子かわいいですねw ああいう人を生で一回見てみたいものです。 深キョン好き好き
![]() かわいいですよねぇ(´U`○) もちろんドラマも毎回見てました!! 原作は男性が主役なのかぁ~ちょっと…いや、かなり気になります!! ドラマでの深キョン並みにすごいのかと思うと…ねぇ♪笑 >まりさん
かわいいですよねぇ。 自分と同じ人間とは思えませんww 原作も是非手にとってください★ 結構笑えますよw |
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