東京湾が霞んでいました。
海と空の境界は曖昧になり、太陽が見下して大笑いしている。 相変わらず暑い日が続きます。 そろそろ雨が来てもいいんじゃあないかと思う今日この頃。 では今日も涼しくなれる本を紹介。 続きを読む前にポチッと応援よろしくお願いします♪ 本ブログランキング FC2ブログランキング 人気ブログランキング それでは続きを読むからどうぞ★
山田悠介の『リアル鬼ごっこ
この作品でデビューした人気ホラー作家の作品です。 自費出版ながらベストセラーとなったという現象を起こしました。 西暦3000年。 この王国は人口一億人を突破し、大国となったある国で。 『佐藤』という姓の人間は500万人を超えた。 若干21歳で国王となった現国王は、馬鹿殿であった。 あるとき、国王は苛立っていた。 国王は『佐藤』という姓が多いのが気に食わなかったのだ。 国王も『佐藤』であり、佐藤は自分だけでよいと言い始める。 こうして実行されることとなったゲームの名を借りた大量虐殺。 鬼ごっこ。 クリスマスイブまでの一週間、毎日夜の11時から1時間の間屋外で、 『佐藤』という人間は国王側の『鬼』から逃げなくてはならない。 捕まれば処刑。 もしも一週間生き残れれば望みの褒美を得ることができる。 この鬼ごっこを陸上選手である佐藤翼を主人公として描く。 日常から突如切り離された狂気の鬼ごっこの行方は、 翼の家族や友人達はどうなるのか。 という内容。 あまりのバカ殿加減に、またそれゆえの無邪気な残酷さに背筋が凍ります。 淡々と描かれる文が怖さを上手く引き出しています。 大掛かりなものでなく、ただ捕まれば死というルールだけが違う鬼ごっこ。 妙なお化けや心霊現象が出てくるホラーなどよりよほど怖いです。 きっと涼しくなれるはず。 ランキング参加中☆ 読んでみたくなったらクリックで投票してください♪ 本ブログランキング FC2ブログランキング 人気ブログランキング スポンサーサイト
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